【2021】8月の読書記録。読了本9冊をご紹介。

本の記録
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子育てをしつつ日頃から隙を見ては本を読む暮らしをしています。

冊数は毎月ばらばらで気にしてないよ

最新の本はありませんが、あなたの心の琴線に触れる1冊がありますように♡

では8月の読了本9冊を簡単な感想と一緒にざっとご紹介したいと思います。

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小説、児童書

8月は6冊のお話を読みました。

そして、バトンは渡された

まずは瀬尾まいこさんの1冊。

他にも賞を受賞されていますが、2019年本屋大賞受賞作。2021年8月時点で90万部を突破。

今年10月末には、永野芽郁さん、田中圭さん、岡田健史さん、石原さとみさんなどなどの豪華俳優陣での映画化も控えている作品です☆

血のつながらない親の間をリレーされながらも出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つときー。

書籍より引用

読書する人たちの反応的にも好きな方が多いようです。

asablogger.com

登場人物か皆個性的で最初から話に引き込まれ、本人の置かれた特殊な環境が嘘のようにみんなが幸せ、読後感もとっても爽やかです。

個人的には親でもあるので、親であることを

自分のと、自分のよりずっと大事な明日が、毎日やってくる。

本書p.315より

と表現されている部分にじーんとしました。

雲を紡ぐ

続いては伊吹有喜さんの作品。

今のところ2021年に読んだ中で個人的ベスト1の作品です。

2020年上半期の直木賞候補作、また高校生直木賞を受賞されています。

進路を考える時期にいる方たちに特におすすめです!

友人関係で学校に行けなくなった高校生の美緒とかみ合わない家族(母は英語教師、父はメーカー勤務)。家を出た美緒が向かったのは疎遠になっていた盛岡で祖父が営む染織工房だった。何とか繋がろうともがく家族のお話。

逃げ込んできた美緒を祖父がつかず離れず見守るのですが、このおじいちゃんの言葉がぐさぐさ刺さります。

本当に自分のことを知っているか?何が好きだ?どんな色、どんな感触、どんな味や音、香りが好きだ。何をするとお前の心は喜ぶ?心の底からわくわくするものは何だ。・・・・

ほら、何も知らない。いやなところなら、いくらでもあげられるのに。

p.121より

美緒でなくても、高校生でなくても、結構刺さりますよね。日々を忙しくしている大人にも。

傍から見て本当に美緒って生きにくそうな性格なんですよね、特に最初。

そしてまぁその美緒と母との相性が最悪。

母の言動にも理由はあれど「そこまで言ったらもう戻れないよお母さん!」と思いながら読みました。

じんわり泣けてくる作品でした。いつかこのお話の舞台である盛岡にも行ってみたいです。

継続捜査ゼミ

今野敏さんの作品。

上の2冊とはがらっと変わって、ライトなミステリー小説です。

長年の刑事生活の後、警察学校校長を最後に退官した小早川の再就職先は女子大だった。彼が『刑事政策演習ゼミ』、別名『継続捜査ゼミ』で5人の女子大生と挑む課題は公訴時効が廃止された未解決の殺人等重要事案。最初に選んだのは逃走経路すら不明の15年前の老夫婦殺人事件だった。彼らは時間の壁を超え事件の真相に到達できるのか。警察小説至上もっとも美しい捜査チーム誕生! 警察小説の名手が贈る新シリーズ第1弾!

Googlebooksより

今野さんの作品は初めて読んだのですが、面白くて子供を寝かしつけて2晩で読んでしまいました。

ゼミに入って時間も忘れて取り組む女子大生たちを見ながら、自分の大学生活を反省。

あの時もっと勉強すれば良かったなぁと思う社会人は多いはず!(笑)

新参者

言わずと知れた東野圭吾さんの人気シリーズですね。

実はTBSチャンネルで特集をしていて、思わず再読してしまいました!積読がたくさんあるのに(笑)。

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく

Googlebooksより

頭から、チャーラーララーチャーラーララーの音楽が(笑)。

主演の阿部寛さんはもちろんのこと、今見ると俳優陣の豪華なこと!

小説も面白いし、小説とはまた違ったドラマならではの演出も楽しめます。

ガリレオシリーズも大好きですが、もしこれから東野圭吾さんを読み始める方がいたら加賀恭一郎シリーズ、おすすめです。

漁港の肉子ちゃん

こちらは初めて読んだ西加奈子さん。

サラバ!という作品が有名ですが、ちょうど最近映画化もされていたので初めに読んでみました。

男にだまされた母・肉子ちゃんと一緒に、流れ着いた北の町。肉子ちゃんは漁港の焼肉屋で働いている。太っていて不細工で、明るい―キクりんは、そんなお母さんが最近少し恥ずかしい。ちゃんとした大人なんて一人もいない。それでもみんな生きている。港町に生きる肉子ちゃん母娘と人々の息づかいを活き活きと描き、そっと勇気をくれる傑作。

Googlebooksより

私の夫が最初に手に取ったのですが、関西弁の口調のせいか入り込めない・・・と早期離脱。

みんな好みってありますもんね。余談ですが、私は人気があるけど住野よるさんの麦本三歩の話口調が受け付けませんでした・・・。

さて話は戻りますが、

私の祖父母は漁港のある田舎町に住んでいるので、そこを想像しながら読みました。

何だか嚙み合っていないけど、ストレートに愛をぶつける肉子ちゃんと、大人に遠慮し続けるキクりん、そして周りの漁港の人たち。愛にあふれた物語です。

たまねぎとはちみつ

瀧羽麻子さんの児童文学。

小学5年生の千春は、ふとしたことから修理屋のおじさんと知り合う。そのお店には同じクラスの俊太がいた。何かが変わった3人の特別な1年。

Googlebooksより

このご時世、顔を知っていても本当に信用できるかわからない、何とも難しい世の中になってしまいましたが、親以外に思いを話せる大人がいることってすごく幸せなことだと思います。

いいことがあった日ははちみつ、残念だった日はたまねぎ。この言い換えも素敵でした❁

私は児童書にあまり触れてこなかったので、大人になった今新鮮な気持ちで読んでいます。

その年齢当時に読む感覚は絶対に得られないけれど、こんなこと思ったなぁとか、我が子もこれから~とか、また違った気持ちでほんわかすることや考えることが多いのが児童書です☆

エッセイ、実用書、自己啓発系

こちらからは3冊。

図書室で暮らしたい

人気作家辻村深月さんのエッセイです。

彼女の好きな本やアニメ、映画、モノなどについて書かれていて、また新たに読みたい本が増えてしまう魅惑の1冊でした。

おうち時間のつくり方/毎日が充実する82の工夫

エッセイスト柳沢小実さんの1冊。

もともとコロナウイルスでおうち時間が増える前に連載されていたものをまとめたものですが、スケジュールを前倒しにして出版されたようです。

彼女の過ごし方や愛用品があれこれ書かれているので、これまた物欲がやたらに刺激されてしまいましたが、好きなものの方向性が似ているのでより楽しく。

世田谷線松陰神社前駅周辺の街ブラについて書かれているページがあるのですが、1度行ってみたい場所になりました。

友だちってなんだろう?

教育学者、齋藤孝さんの著書。中高生を対象に向けて書かれています。

人と付き合うために必要な力として、

①気の合う友だちをつくる力

②気の合わない相手ともうまくつきあう力

③ひとりを楽しめる力

本書目次より

と話されています。

大人になるにつれて②は本当に大事。。。

ただ合わない意見を言い負かそうとするのではダメだし、必ずしも本音を言うのが人間関係に良いわけではないんですよね。いい歳の私も学びました。

特に10代の悩み多き時期に、自分にとって友だちって何だろう?と考えるのにいい1冊です。

感想まとめ

以上9冊が8月に読んだ日本語書籍でした。

洋書を3冊読んだので、そちらも別でまたご紹介したいと思っています。

今月のおすすめ1番は伊吹有喜さんの『雲を紡ぐ』。

9月も素敵な本に出会えるよう、マイペースに字を追いたいと思います❁

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