突然ですが私は土井善晴さんが好きです。笑。
かもしだされている雰囲気と、特に口調が。
土井さんが家の食事について語られているこちらの著書。
食べることは大人子ども、男性女性に関係なく、だれもの日常ですよね。

台所に立つ人みんなに読んでもらいたい。いや、家庭料理を当たり前だと思ってただ食べている人にも読んでもらいたい!
印象に残ったおはなしと感想
土井先生の考える家庭料理についてや、人間と料理の歴史に触れられている部分が印象に残りました。
料理は手が込んでないといけないと思っていた。
一汁一菜とは、ごはん、みそ汁、漬物のこと。
土井さんは家庭の料理はこれで十分と言っています。
みそ汁は具がたくさん。もしおかずが他にあるならみそ汁の具も少しシンプルに。
でも実際に台所に立つ人は、日々の献立に追われていると思いませんか?
そして今日は手抜き・・・なんて呟いてみたり。

一食食べながら次の食事を考える。。。あるあるだね。
手を掛けたものこそが料理だと思っている人が多い。
一汁一菜でよいという提案
プロだけではなく人のおしゃれな料理を目にする機会がどうしても多い今。
でも本当に「はぁーーーーーー。」と美味しいのはおにぎりだったり、熱いみそ汁だったり、たまごやきだったりするのも確かですよね。
子どもも手をかけたものに限って食べてくれないですしね。

仕事でもないのに作って並べて写真をわざわざ載せるって、褒められたいの??ってある日気づいてしまった。
そう思うと家のごはん、特に1人のときのごはんが手抜きも何もこれがいい!と思えるようになりました。
ありがとう土井先生。
人間の歴史なんて超ちっぽけ。
この著書では人間が人間に至る歴史として、料理と絡めて書かれています。
人間は約700万年前に二足歩行になり、80万年前から火を利用するようになったそうです。
調理をすることで消化管や顎の形も変形していって、今の人間が出来上がっています。
土井先生のお話の主旨からははずれますが、そう思うと新たな技を人間が手に入れるスピードはどんどん上がっている気がしますが、、、
果たして幸せになっているかと言うと疑問・・・。
そして700万年前っていうだけでも想像できない時間ですが、地球の歴史は46億年と言われていますし、
今ある世界での常識みたいなことも、ずいぶんちっぽけに思えてきますね。
日本の食は素晴らしい
海外に来て思うのですが、本当に日本の食文化は素晴らしいです。
歴史があるからこそ出来上がっているもの。
素朴な家庭料理が脈々と受け継がれるといいなと思うし、海外にいてもその心は大事にしたいなと思います。
そしてごはんが炊けて、お味噌汁が作れたら生きていけると本気で思うので、子どもたちにもそれだけは夫婦で伝授していきます。
家庭料理、無理なくやっていきましょう。
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